
8/13〜
三年に一度の江戸三大祭り。
深川八幡祭りに「地元以外」の平泉から神輿…史上初めて
来月13日から5日間にわたって開かれる富岡八幡宮(東京都江東区)の「深川八幡祭り」に、岩手県平泉町の神輿(みこし)が参加する。
300年以上の歴史を誇る祭りに、地元以外の神輿が加わるのは史上初。深川の担ぎ手に神輿の担ぎ方を学び、12年前から本場さながらの祭りを続けてきた平泉の担ぎ手たちは、「岩手・宮城内陸地震の被災者を勇気づけるためにも、元気に担ぐ姿を見せたい」と、意気込んでいる。
深川八幡祭りは、江戸三大祭りに数えられる伝統の祭りで、今年は3年に1度の本祭りの年に当たる。最大の見せ場は、最終日に町神輿54基が街を練り歩く「連合渡御(とぎょ)」。今回、この連合渡御の55基目に平泉の神輿が加わることになった。
平泉と深川の交流は1995年9月にさかのぼる。藤原清衡が町を開いて900年になるのを記念し、平泉町が開いた「平泉祭」に、深川八幡祭りの神輿を呼んだのがきっかけだった。
神輿にバケツで水をかける本場の「水かけ祭り」を再現したところ、その迫力に魅了された町民たちから「ぜひ平泉でも」との声が上がり、96年から毎年7月に「平泉水かけ神輿」が行われるようになった。
神輿は、町民の寄付金で都内の宮大工から購入。深川の担ぎ手を招いて担ぎ方の指導を受ける一方、深川の祭りの際は、平泉神輿会のメンバーが“短期留学”。担ぎ手に加えてもらい、本場の技を磨いた。
今回の特別参加は、富岡八幡宮神輿総代連合会が昨年10月、中尊寺金色堂などの「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録されるのを祝おうと、招待を決定。残念ながら登録は見送られたが、「10年以上の交流が続く平泉との友情を深めたい」と、参加を要請した。
連合渡御に参加する中尊寺・円乗院の佐々木邦世住職は「6月14日の岩手・宮城内陸地震から約2か月。元気に神輿を担ぐことが被災者を勇気づけることになる」と話す。8月17日の連合渡御には、平泉から約200人が参加する予定だ。
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